選ぶ軸は3つです
機能の多さで選ぶと失敗します。企業がショート動画を作るときに見るのは、次の3つです。
- スマホで完結するか。撮ってその場で編集して投稿できると、止まりません
- 商用利用の条件。企業アカウントでの使用は商用利用です。ソフト本体と、付属の音源・テンプレートの規約を確認します
- テロップの入れやすさ。ショート動画はテロップが必須です。自動文字起こしがあると時間が大きく減ります
スマホ完結型とPC型
| スマホ完結型 | PC型 | |
|---|---|---|
| 向く段階 | 始めたばかり、1人で回す | 本数が多い、分業する |
| 速さ | 撮影から投稿まで30分 | データ移動と書き出しで時間がかかる |
| テロップ | 自動文字起こしが使いやすい | 細かい調整ができる |
| 費用 | 無料〜月1,000円前後 | 無料〜月数千円 |
| 弱点 | 細かい調整がしにくい | 操作の習得に時間がかかる |
最初はスマホ完結型で始めてください。本数が月20本を超えて、編集を別の人に渡すようになったら、PC型を検討します。
無料と有料の分岐点
無料で足りる範囲は広いです。カット、テロップ、BGM、速度調整、簡単なエフェクト。ショート動画で必要なことは、ほぼ無料でできます。
有料にする理由は、透かしロゴの除去、商用利用可の音源ライブラリ、テンプレートの追加、複数人での共同編集です。「無料版だと透かしが入る」ソフトは、企業アカウントでは最初から有料版にします。
商用利用で確認すること
- ソフト本体の利用規約に、商用利用の制限がないか
- 付属のBGM・効果音が、商用利用可か(個人利用のみの音源があります)
- テンプレートやフォントの商用利用条件
- SNSに投稿した後、規約が変わる可能性(定期的に確認します)
音源は特に注意が必要です。編集ソフト付属の音源でも、SNSに投稿した後に著作権の申し立てで音が消されることがあります。各SNSが提供する商用利用可の音源ライブラリを使うのが安全です。TikTokの企業アカウントは、使える音源が別枠になっています(こちらに書きました)。
ソフトより先に覚えること
ソフトの操作は、数時間で覚えられます。覚えるのに時間がかかるのは、「どこを切るか」「最初の2秒に何を置くか」「テロップのどの語を大きくするか」という判断です。
この判断は、伸びている動画を毎日見ることでしか身につきません。ソフトを変えても、ここが変わらなければ仕上がりは同じです。考え方はリールが伸びない原因と採用動画の作り方に書きました。
AIの自動編集は下処理まで
自動でカットしてテロップを入れる機能は、下処理として使えます。ただ、出力をそのまま出すと、全部同じリズムになります。最後は手で切る場所を直してください。詳しくはAIツールの使い分けをご覧ください。