顔が出なくても伝えられるもの
採用で見られているのは、顔そのものではありません。どんな仕事を、どんな場所で、どんな人と、どんなペースでやっているか。これは顔がなくても伝えられます。
3つの構成パターンを、1か月分の組み方つきで書きます。
パターン1:手元・現場型
作業している手元、現場の様子、仕上がりを主役にします。技術が見える業種に向きます。
| 型 | 月の本数 | 内容の例 |
|---|---|---|
| 作業の手元 | 3本 | 溶接、調理、施術、組み立て |
| 1日の流れ(引きの画) | 2本 | 朝の準備から片付けまで、後ろ姿で |
| 仕上がり・成果物 | 1本 | 完成した製品、施工後、盛り付け |
| 聞きにくいこと(テロップ) | 1本 | 残業、休み、未経験でできるか |
| 募集案内 | 1本 | 手元の映像+テロップ |
向く業種:製造、建設、調理、美容、医療の処置準備、工芸。
パターン2:声+テロップ型
本人の声で話し、映像は風景や作業、テロップで補います。話す内容で伝える業種に向きます。
| 型 | 月の本数 | 内容の例 |
|---|---|---|
| 本人の話(声のみ) | 3本 | 入社理由、大変だった時期、続けている理由 |
| 質問への回答 | 2本 | DMや質問箱の質問に声で答える |
| 1日の流れ(ナレーション) | 1本 | 映像は移動や事務所、声で説明 |
| 知識・業界の話 | 1本 | この仕事で知っておくべきこと |
| 募集案内 | 1本 | 声+テロップ |
向く業種:介護、医療、福祉、保育、事務、営業、士業。名前を名乗ると、匿名感が消えます。
パターン3:場所・設備型
職場そのものを主役にします。場所に特徴がある業種に向きます。
| 型 | 月の本数 | 内容の例 |
|---|---|---|
| 職場の案内 | 2本 | 入口から奥へ、一筆書きで |
| 設備・道具 | 2本 | 使っている機械、車両、休憩室 |
| 1日の流れ(場所の移り変わり) | 2本 | 朝の事務所、現場、昼の休憩所 |
| 待遇の説明(テロップ) | 1本 | 映像は職場、内容は条件 |
| 募集案内 | 1本 |
向く業種:工場、物流、宿泊、クリニック、オフィス、不動産。
組み合わせます
実際は、3つを混ぜます。手元・現場型を軸に、月1本だけ声+テロップで本人の話を入れる、といった形です。声が入る本数が多いほど、顔出しありとの差は縮まります。
差を埋める工夫
- 声を入れる。一番効きます。話し方で人柄が伝わります
- 名前を名乗る。「スタッフの〇〇です」で、誰かが見えます
- 同じ人を続けて出す。手元や後ろ姿でも、「この人」として覚えられます
- 段階的に出す。手元から始めて、横顔、最後に正面。運用中に出てくれる人が現れることは珍しくありません
撮り方
型ごとの撮り方は顔出しなしのリールの作り方に書きました。社員に出演を頼む前の考え方は社員にSNS出演をお願いするときの伝え方をご覧ください。