大手の成功事例は、中小企業には使えません
「SNS採用 成功事例」で出てくるのは、大手企業の話がほとんどです。採用チームが数人いて、制作会社が付いて、社名を出せば見てもらえる会社の事例は、社員20人の会社には当てはまりません。
弊社が見ているのは、知名度も予算もない会社です。その中で応募が来ているアカウントには、共通点があります。
1. 社長か現場の人が、顔を出している
中小企業は会社名では見られません。人で見られます。社長が自分の言葉で話している、現場のリーダーが仕事を見せている。これがあるアカウントとないアカウントで、応募の出方がはっきり違います。
出演は、うまく話せる必要はありません。むしろ流暢すぎると営業っぽく見えます。普段どおりに話している姿が、一番信用されます。
2. 採りたい職種を1つに絞っている
「営業も事務も現場も募集中」のアカウントは、誰にも刺さりません。うまくいっている会社は、最初の半年は1職種に絞って発信しています。その職種の人が見たとき、自分の仕事の話しか出てこない状態を作っています。
1職種で応募が来る形ができてから、次の職種に広げます。
3. 良く見せようとしていない
きれいなオフィス、笑顔の集合写真、理念の文章。これらは見られません。うまくいっているアカウントは、残業がある日のこと、忙しい時期のこと、失敗したことも出しています。
正直に出すと応募が減りそうに思えますが、逆です。きつい部分を知った上で来る人は、入ってから続きます。「思っていたのと違った」で辞める人が減るので、結果として採用コストが下がります。
4. 応募の前に、聞ける場所がある
投稿を見て興味を持った人は、いきなり応募しません。「残業は実際どのくらいですか」「未経験でも大丈夫ですか」と聞きたいことがあります。
うまくいっている会社は、DMや公式LINEで気軽に聞ける導線を作っています。質問に答えた時点で志望度が上がっていて、そのまま応募につながります。求人票へのリンクだけだと、この層を全部逃します。
5. 半年、止めていない
一番地味で、一番の差です。3か月で止めた会社と、6か月続けた会社の差は、投稿本数の差ではなく、ゼロか成果かの差です。
止まらない会社は、担当者の気合に頼っていません。撮影を月1回にまとめている、企画を先に組んでいる、外注している、業務として時間を確保している。仕組みで続けています。
弊社が運用している採用アカウント
児童発達支援・放課後等デイサービスの採用アカウントを2件、企画から投稿まで担当しています(そら、ekubo)。どちらも上の5つを意識して運用しています。運用実績でアカウントそのものを見ていただけます。
個別の応募数などの数字は、クライアントの情報なので公開していません。ご相談の際に、お話しできる範囲でお伝えします。