求人媒体の限界は、母数です
求人媒体にいるのは「いま転職活動をしている人」だけです。この層は限られていて、どの会社も同じ母集団を取り合っています。だから掲載料を上げても、条件を良くしても、採れるとは限りません。
SNSの役割は、その外側に届くことです。いま転職を考えていない人のタイムラインにも、投稿は流れます。見ている人は求職中ではないので、その瞬間は応募しません。ただ「この会社いいな」が記憶に残ります。半年後に転職を考えたとき、最初に思い出す会社になります。
つまりSNSは、将来の応募者を先に押さえる手段です。媒体との比較ではなく、併用するものです。
| 求人媒体 | SNS | |
|---|---|---|
| 届く相手 | いま転職活動中の人 | 転職を考えていない人も含む |
| 成果が出る速さ | 速い(掲載してすぐ) | 遅い(3〜6か月) |
| 費用のかかり方 | 掲載ごと・成功報酬 | 月額で積み上がる |
| 応募の志望度 | 条件で比較されやすい | 会社を知った上で応募 |
| やめたとき | すぐ止まる | 投稿が残り続ける |
応募の質が変わる理由
SNS経由の応募は、志望度が高い傾向があります。応募する前に職場を見ているからです。
働いている人の顔や1日の流れ、職員同士の空気を数十本見た上で応募してくる人は、条件だけで比較していません。面接で「御社のこの投稿を見て」という話から始まります。
さらに効くのが、入社後のギャップが小さいことです。早期離職の多くは「思っていたのと違った」で起きます。応募前に実際の現場を見てもらっていれば、ここが減ります。採用コストは、採る費用だけでなく辞められる損失も含めて考える必要があります。
何を発信すればいいか
会社紹介をきれいに作っても応募は来ません。求職者が見たいのは、自分がそこで働く姿です。
- 1日の流れ(朝来てから帰るまで、実際の動き)
- 働いている人本人の話(入社理由、前職との違い)
- 聞きにくいことへの先回り(残業、休み、人間関係、未経験でもできるか)
- 入って半年の人が何をしているか(未経験者には一番効きます)
無理に良く見せないことが重要です。きつい部分も含めて正直に出したほうが、続く人が来ます。
向いている業種
人手不足が構造的で、職場の雰囲気が判断材料になる業種です。介護・福祉・医療、建設、製造、飲食、保育。いずれも求人票では差がつかず、現場を見せると差がつきます。
業種ごとの進め方は業種別のSNS運用代行にまとめています。