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Column

TikTok採用のデメリットと、向かない会社

再生は取れます。
応募につながるかは、別の話です。

公開 2026年10月18日更新 2026年10月24日執筆 日下部 宏樹(代表取締役)

TikTokの採用での強みと弱み

TikTokはフォロワーが少なくても届く、拡散力の強いプラットフォームです。採用目的でも、工場や現場の映像が数十万回再生されることがあります。ただ、再生数と応募数は別の数字です。

デメリット1:見られても、覚えられない

TikTokは次々に動画が流れる設計なので、面白かった動画の投稿者を覚えていない、ということが普通に起きます。Instagramに比べてフォロワーとの関係が築きにくく、「この会社の投稿をまた見たい」になりにくいです。

採用は、何度も見て、調べて、応募する流れです。1回見て忘れられる構造とは相性が良くありません。

デメリット2:年齢層が若い

利用率が一番高いのは10代と20代です(30代以上の利用者も増えていますが、伸びる動画の型はまだ若い層向けが中心です)。新卒や若手の採用には合いますが、30代以上の中途、専門職の経験者を採りたい場合は、届く層がずれます。再生だけ増えて応募が来ない、という状態になります。

デメリット3:プロフィールが簡素

Instagramのハイライトのように、仕事内容・1日の流れ・募集要項を整理して置く場所がありません。興味を持った人が会社を深く知ろうとしても、その場で調べられません。外部リンクの設置にも条件があります。

デメリット4:炎上の広がりが速い

拡散力の強さは、批判にも同じように働きます。労働環境への指摘や言葉尻への反応が、数時間で数万人に届きます。対応方針を先に決めていないと、間に合いません。

デメリット5:ノリが求められる

TikTokで伸びる型は、テンポが速く、音楽やトレンドに乗せたものが多いです。落ち着いた雰囲気や専門性を売りにしたい会社だと、伸びる型と伝えたい内容がぶつかります。無理に寄せると、会社の印象が変わってしまいます。

向かない会社

向いている会社

現実的な使い方:TikTokで知らせて、Instagramで知ってもらう

TikTokを単独で採用に使うより、Instagramと組み合わせるほうが結果が出やすいです。TikTokで認知を取り、プロフィールからInstagramに誘導し、Instagramのハイライトで会社を深く知ってもらう、という流れです。同じ動画を両方に出せるので、制作の手間は増えません。

プラットフォームの選び方全体は使い分けの記事にまとめています。

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日下部 宏樹代表取締役

株式会社Bee 代表取締役。採用・集客を目的としたSNS運用代行を、企画・台本から現地撮影・編集・投稿・分析まで一気通貫で手がける。大阪拠点、全国対応。

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