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Column

SNS採用の注意点|炎上・個人情報・既存社員への配慮

問題が起きてから決めると、
対応が遅れて傷が広がります。先に決めます。

公開 2026年10月18日更新 2026年10月24日執筆 日下部 宏樹(代表取締役)

1. 批判・炎上への対応方針

採用アカウントに来る批判は、だいたい3種類です。労働環境への指摘(「残業多そう」「給料安そう」)、元社員や関係者からのコメント、言葉尻への揚げ足取り。

先に決めておくのは次の3つです。

大半の批判は、放置しても数日で流れます。慌てて反論したり大量に削除したりするほうが、火を大きくします。

2. 利用者・顧客・子どもの映り込み

介護、医療、福祉、教育では必ず出てくる問題です。本人または保護者の書面同意なしに公開しないでください。同意を取る場合も、範囲を決めます。

同意が取れない場合に備えて、顔を出さずに雰囲気を伝える撮り方を最初から用意しておきます。

3. 出演した社員が退職したとき

よく揉めるところです。退職後に「自分が映った動画を消してほしい」と言われて、人気の投稿を消すことになる。逆に、辞めた人が笑顔で働いている動画が残り続けて、見た人が応募して「あの人はもういません」になる。

出演前に本人と書面で決めておきます。退職後は非公開にするのが基本で、本人の同意があれば残す、という形が無難です。

4. 出ない社員への配慮

SNSに出る社員と出ない社員、よく紹介される部署とされない部署。社内に温度差ができます。「あの人ばかり目立っている」という空気は、採用より先に既存社員の離職を招きます。

始める前に全社に目的を共有すること、出演を強制しないこと、出ない人の仕事も別の形(手元や成果物)で紹介することで、だいぶ和らぎます。

5. 労働条件の表現

「残業なし」「土日休み」「月給〇万円以上」と断言して、実態と違うと、入社後のトラブルになります。求人票と同じで、SNSでの表現も労働条件の明示として扱われる可能性があります。

「残業は月平均〇時間(2026年実績)」「土日休みが基本で、月1回程度イベント出勤あり」のように、実態どおりに書きます。良く見せたい気持ちは分かりますが、ここでの誇張は後で返ってきます。

6. アカウントの管理権限

担当者個人のスマホでアカウントを作って、その人が退職してログインできなくなる、というトラブルが実際にあります。会社のメールアドレスで作成し、二段階認証の端末も会社管理にしてください。詳しくはアカウントの渡し方に書きました。

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日下部 宏樹代表取締役

株式会社Bee 代表取締役。採用・集客を目的としたSNS運用代行を、企画・台本から現地撮影・編集・投稿・分析まで一気通貫で手がける。大阪拠点、全国対応。

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