確認する12項目
SNS運用代行の契約で後から揉めるのは、ほぼ次のどれかです。雛形の業務委託契約書には入っていないものが多いので、1つずつ見てください。
1. 業務の範囲
企画、台本、撮影、編集、投稿、コメント返信、DM対応、分析、レポート。どこまでが含まれるかを列挙してもらいます。「SNS運用業務一式」だけの契約書は、後で「それは含まれません」が起きます。
2. 投稿本数と撮影回数
月何本、撮影は月何回、どこへ来るのか。数字で書いてもらいます。
3. アカウントの名義と権限
アカウントは御社名義で作成し、代行会社には管理権限を付与する。この一文があるかどうかで、解約時の結果が変わります。
4. 成果物の著作権
動画・画像・台本の著作権を御社に譲渡するか、少なくとも契約終了後も利用できる許諾があるか。書いていなければ代行会社に残ります。
5. 撮影素材(元データ)の帰属と引き渡し
編集前の元素材を御社がもらえるか。解約時に引き渡す義務があるか。
6. 出演者の肖像と同意
スタッフや利用者が映る場合、誰が同意を取るのか、退職後の投稿の扱いをどうするのか。採用目的の運用では必ず出てきます。
7. 投稿前の確認フロー
投稿前に御社が確認するのか、代行会社の判断で出すのか。確認する場合、何日前に出すか、返事がない場合はどうするか。
8. 炎上・トラブル時の対応
批判コメントや炎上が起きたときに誰が判断して誰が動くのか。削除・謝罪の権限はどちらにあるか。
9. 秘密保持
撮影で見聞きした社内情報、顧客情報、採用情報の扱い。
10. 再委託
代行会社が編集や撮影を別の個人に出す場合、御社の承諾が必要か。誰が現場に来るのかに関わります。
11. 契約期間と解約
最低契約期間、解約予告の期間、中途解約の違約金。解約時に何が残るかに詳しく書いています。
12. 支払条件
月額の支払日、前払いか後払いか、出張費や追加撮影の扱い。
雛形で特に抜けやすいもの
一般的な業務委託契約書を流用した場合、3・4・5・6・8が抜けていることが多いです。SNSに特有の項目だからです。この5つだけでも追記してもらってください。
個人に頼む場合
契約書を用意していない個人も多いです。その場合、最低でもメールで次を文字にして残してください。
- 業務の範囲と本数
- 金額と支払日
- アカウントは御社名義で作る
- 素材と成果物は御社に帰属する
- やめるときは何か月前に伝えるか
口頭の合意は、後から「言った」「言わない」になります。
弊社の契約
株式会社Beeの契約書には、上の12項目を入れています。アカウントは御社名義、素材と成果物は御社に帰属、契約期間の縛りなし、という内容です。契約書の雛形はご相談時にお見せできます。