出たほうが伸びる理由
中小企業は会社名で見られません。人で見られます。社長が自分の言葉で話しているアカウントと、商品や店舗だけのアカウントでは、反応がはっきり違います。
理由は信頼です。誰がやっている会社か分かると、問い合わせの心理的なハードルが下がります。採用でも集客でも同じです。
出ないほうがいい場合
とはいえ、全員が出るべきとは思いません。
- 本人が嫌がっている。嫌々出ると表情に出ます。見ている側に伝わって、逆効果になります
- 話す内容が経営の話ばかりになる。見る側が知りたいのは理念より現場です。社長が出ると経営の話になりやすく、ずれることがあります
- 社長の年齢層と採りたい層が離れている。20代を採りたいなら、20代の社員が出たほうが効きます
- 社長が現場から離れている。現場を知らない人が現場の話をすると、薄くなります
社長以外で効く人
| 目的 | 効く人 | 理由 |
|---|---|---|
| 採用(未経験) | 入社1〜2年目の若手 | 一番近い立場の話が刺さる |
| 採用(経験者) | 現場のリーダー | 技術と働き方が見える |
| 集客(来店型) | 接客しているスタッフ | 行ったときに会う人 |
| 集客(BtoB) | 社長、営業責任者 | 相談する相手が見える |
| 信頼・認知 | 社長 | 誰の会社かが分かる |
採用目的では、社長は最後です。応募を考えている人が知りたいのは、自分に近い立場の人がどう働いているかです。
出るときに気をつけること
流暢に話さない
慣れていない感じのほうが信用されます。台本を読んでいるように見えると、営業っぽくなります。要点だけ決めて、言い回しは任せます。
理念より現場
「私たちの想い」より「今日はこんなことがあった」のほうが見られます。経営の話は、10本に1本で十分です。
出演を強制しない
社長が出ると決めたからといって、社員にも出るよう求めないでください。出たくない人を出すと、社内の空気に影響します。
編集で短くする
社長の話は長くなりがちです。1本1分、伝えることは1つに絞ります。
段階的に出る
最初から顔出しで話す必要はありません。手元から始めて、後ろ姿、横顔、最後に正面で話す。この順番で慣れていく会社が多いです。運用を始めてから数か月後に「出てみようか」となるケースは珍しくありません。