抽象的に聞くと、抽象的な答えになります
「仕事のやりがいは何ですか」「会社の魅力は」と聞くと、「人間関係がいいところです」「成長できる環境です」が返ってきます。どの会社の動画でも同じ答えです。見る側は何も受け取れません。
本音は、具体的な場面を聞いたときに出ます。「入って最初の1週間で一番困ったことは」と聞くと、その人にしか話せないことが出てきます。
質問リスト20問
入る前・入った直後(未経験者に効く)
- この会社を知ったきっかけは何でしたか
- 応募する前に、一番不安だったことは
- 面接で聞いておけばよかったと思うことは
- 入って最初の1週間で、一番困ったことは
- 入る前のイメージと違ったことは(良い方も悪い方も)
仕事の実際
- 昨日の仕事の流れを、朝から順に教えてください
- 一番大変だった時期はいつで、何がきつかったですか
- それをどう乗り越えましたか(または、まだ乗り越えていませんか)
- この仕事で、自分に向いていると思う部分は
- 逆に、向いていないと思う部分は
職場と人
- 職場で一番話す人は誰で、どんな話をしますか
- 先輩や上司に言われて、残っている言葉は
- 辞めようと思ったことはありますか。それはいつですか
- それでも続けている理由は
条件・働き方
- 残業は実際どのくらいですか。多い時期は
- 休みの日は何をしていますか
- 前の職場と比べて、働き方で変わったことは
これから
- 1年後、何ができるようになっていたいですか
- これから入る人に、先に言っておきたいことは
- この会社を友達に勧めますか。勧めるとしたら、どんな人に
特に効く質問
13番「辞めようと思ったことはありますか」と19番「これから入る人に先に言っておきたいこと」は、本音が出やすい質問です。きつい話が出ることもありますが、それが残っている動画のほうが信用されます。良い話だけを編集で残すと、作られた感じになります。
立場別の使い分け
| 立場 | 重点を置く質問 |
|---|---|
| 入社1〜2年目 | 1〜5、6、19(未経験者が自分を重ねられる) |
| 中堅 | 7〜14(仕事の実際と、続けている理由) |
| 管理職・社長 | 15、17、20(条件と、どんな人に来てほしいか) |
話しやすい場の作り方
- 質問を事前に渡さない。渡すと答えを用意して、読み上げになります
- インタビュアーが隣に座る。カメラの横に人がいると、カメラではなく人に話します
- 雑談から入る。最初の5分は使わない前提で、昨日の夕飯の話からで構いません
- 相づちを声に出さない。編集で切りにくくなります。うなずきだけで
- 沈黙を埋めない。考えている時間のあとに、本音が出ます
撮る長さと使い方
1人20〜30分撮ると、1分の動画が3〜5本取れます。質問ごとに切り出して、「入社前の不安」「一番大変だった時期」「続けている理由」のように、1本1テーマにします。構成の考え方は採用動画の作り方をご覧ください。