歯科やクリニックとは、根拠の法律が違います
整骨院・接骨院は医療機関ではないので、医療広告ガイドラインの対象外です。代わりに柔道整復師法の広告制限があり、こちらのほうが書けることが狭いです。
広告に書けるのは、法律で列挙された項目だけです。柔道整復師である旨と氏名・住所、施術所の名称、電話番号、所在地、施術日や時間、ほねつぎ・接骨の名称、医療保険療養費支給申請ができる旨(骨折・脱臼は医師の同意が必要な旨を併記する条件付き)、予約・休日や夜間・出張の施術、駐車設備の案内などです。施術の内容や効果、技能、経歴は原則書けません。
SNSの投稿が広告にあたるかは判断が分かれる部分ですが、不特定多数に向けた集客目的の発信は広告と見なされる可能性があります。断定的な効果の表現は避けて運用するのが安全です。
書かないほうがいいもの
- 「肩こりが治る」「腰痛に効く」など、症状と効果を結びつける表現
- 施術のビフォーアフター写真
- 「〇〇式」「独自の技術」など技能のアピール
- 患者さんの体験談による効果の訴求
- 「保険で安く受けられる」など、保険適用の条件を誤解させる表現
保険が使えるのは、急性の外傷(捻挫、打撲、挫傷、骨折・脱臼の応急処置など)に限られます。慢性的な肩こりや腰痛は対象外です。ここを曖昧にした発信は、後で療養費の問題につながります。
出せるもの
1. セルフケア・ストレッチ
一般的な健康情報として出せます。「デスクワークの合間にできるストレッチ」「寝る前の体のほぐし方」。保存されやすく、院の名前を覚えてもらえます。特定の施術の効果と結びつけないことが条件です。
2. 院内の様子
受付、施術ベッド、待合、駐車場。初めての人が、行く前に中を見ておける状態にします。
3. 先生とスタッフ
どんな人が施術するのかは、来院の決め手です。話し方、雰囲気、普段の様子。経歴や技能の宣伝ではなく、人柄が伝わる内容にします。
4. 受付時間・予約方法・よくある質問
「予約なしで行けますか」「子ども連れでも大丈夫ですか」「何を持っていけばいいですか」。広告できる事項の範囲内で、問い合わせの手間を減らします。
5. 保険の説明
保険が使える場合と使えない場合を、正確に説明します。誤解を防ぐ内容として出せば、信頼につながります。
6. 日常の運営
開院前の準備、清掃、研修の様子。真面目にやっている院だと伝わります。
投稿前の確認
判断に迷う表現は、投稿前に院長が確認する運用にしてください。所属団体の広告ガイドラインや、各都道府県の保健所の見解も参考になります。弊社で運用する場合も、投稿前確認を必ず入れています。整骨院向けの進め方は歯科・整骨院・クリニックの集客SNSに書いています。