先に、規制の範囲を押さえます
クリニックのSNS投稿は、医療広告ガイドラインの対象になります。歯科と同じです。
- 「必ず治る」「痛くない」「最新の」などの断定・最上級表現は使わない
- 治療効果に関する患者さんの体験談は出さない
- ビフォーアフター写真は、詳細な説明の併記が必要でSNSでは満たしにくい
- 自由診療(美容皮膚科、自費のワクチン、AGAなど)は限定解除の要件を満たす
- 他院との比較や「地域No.1」は使わない
この範囲内でも、来院につながるネタは十分あります。患者さんが知りたいのは、治療結果の写真より「ここに行っても大丈夫か」だからです。
診療科ごとに効くネタ
| 診療科 | 患者さんが知りたいこと | 出すネタ |
|---|---|---|
| 内科 | この症状で行っていいか、待ち時間 | 受診の目安、混雑しにくい時間帯、検査の流れ |
| 皮膚科 | 市販薬で済むか、何科に行くか | 症状の見分け方、受診のタイミング、保湿などのセルフケア |
| 小児科 | 夜間どうするか、予防接種の順番 | 家庭での対応の目安、予防接種のスケジュール、院内の子ども向け設備 |
| 耳鼻科 | 子どもの耳の症状、花粉症の時期 | 季節ごとの注意、受診の目安、処置の流れ |
| 整形外科 | 病院か整骨院か、リハビリの内容 | 受診の目安、リハビリ室の様子、よくある質問 |
共通して効くのは「受診の目安」です。「この症状なら様子見、これなら来てください」という判断の手がかりは、保存されやすく、来院の決め手になります。断定せず「気になる場合は受診してください」で締めます。
共通の型
院内の様子
待合室、診察室、処置室、キッズスペース、駐車場。初めて来る人が、入る前に中の様子を知っておける状態にします。
先生とスタッフ
どんな人が診るのかは、受診の決め手です。先生の話し方、看護師や受付の雰囲気。小児科は特に、子どもへの接し方が見られます。
受診の流れ
予約の方法、持ち物、初診で何をするか、会計まで。「分からないから行かない」を減らします。
よくある質問
「予約なしで行けますか」「子どもの診察に親は同席できますか」「オンライン診療はありますか」。受付に電話で来る質問を、先に投稿で答えておきます。電話対応も減ります。
自由診療を案内する場合
美容皮膚科、自費ワクチン、AGA、ピアス、にんにく注射などは自由診療です。SNSで内容を出す場合は、治療内容、費用、期間や回数、リスクや副作用、問い合わせ先を併記する決まり(限定解除)があります。キャプションにまとめて入れるか、投稿は保険診療中心にして自由診療はホームページで案内する形が安全です。
投稿前の確認
判断に迷う表現は、投稿前に院長に確認します。弊社で運用する場合も、医療系は必ず投稿前に院長確認を入れています。クリニック向けの進め方はこちらにまとめました。