事例の数字は、条件とセットでしか意味がありません
「3か月でフォロワー1万人」「問い合わせが5倍」。こうした事例は参考になりますが、条件が違えば再現しません。
読むときに確認するのは、次の5つです。
1. 会社の規模と知名度
すでに知られている会社と、名前を聞いたことがない会社では、スタート地点が違います。大手の事例で「公式アカウント開設1か月で1万フォロワー」とあっても、それは社名の力です。
探すべきは、自社と従業員数が近い会社の事例です。
2. 出演者がいたか
社長や社員が顔を出している事例と、商品だけの事例では、伸び方が違います。その事例が「誰が出ていたか」を見てください。自社で同じ人を出せないなら、同じ結果にはなりません。
3. かけた期間と費用
「問い合わせ5倍」が、1年かけて月50万円を投じた結果なのか、3か月で月20万円なのかで、意味がまったく変わります。期間と費用が書かれていない事例は、判断材料になりません。
4. 業種の需要
もともと検索されている業種と、そうでない業種があります。飲食や美容は、放っておいても人が探しています。一方でBtoBの部品メーカーは、そもそも探されていません。同じ運用をしても結果が違うのは当然です。
自社と同じ業種、または近い構造(BtoB、採用目的、専門職)の事例を探してください。
5. 何を成果としているか
フォロワー数、再生数、問い合わせ数、採用数。どれを成果として出しているかを見ます。
フォロワー数と再生数だけを出している事例は、その先が出なかった可能性があります。本当に知りたいのは、売上や採用が動いたかです。
代行会社の事例を見るとき
提案を受けるときは、事例の数字より実際のアカウントを見せてもらうほうが確実です。数字は切り取れますが、アカウントそのものは切り取れません。投稿の質、継続しているか、どんな内容を出しているかが一目で分かります。
弊社は運用実績でアカウントを公開しています。個別の数字は、クライアントの情報なので、ご相談の際にお話しできる範囲でお伝えしています。
自社の事例を作るほうが早い
他社の事例を探し続けるより、3か月やってみて自社のデータを取るほうが早いことがあります。条件が完全に一致する事例は、どこにも存在しないからです。