解約で揉めるのは、ほぼ3つです
SNS運用代行は始めるときの話ばかりされますが、実際にトラブルになるのは終わるときです。揉める箇所は決まっています。
1. アカウントの名義と管理権限
一番深刻なのがこれです。アカウントを代行会社のメールアドレスや名義で作られていると、解約時に引き継げません。
フォロワーを数千人集め、投稿を100本積み上げたのに、全部置いて出ていくことになります。新しくアカウントを作れば、またゼロからです。
正しい形は、自社のメールアドレス・自社名義でアカウントを作り、代行会社には管理権限を付与することです。これなら解約時に権限を外すだけで済みます。
すでに運用を始めている場合も、いま確認してください。ログイン情報が自社にあるか。登録メールアドレスが自社のものか。ここが押さえられていないなら、契約期間中に移しておいてください。
2. 撮影素材の帰属
撮影した動画や写真の元データを、解約後にもらえるかという話です。契約に書いていないと、渡してもらえないことがあります。
編集済みの投稿データだけでなく、撮影した元素材をもらえるかが重要です。元素材があれば、別の形に編集し直して使えます。投稿済みの完成品だけでは、再利用の幅が狭くなります。
3. 解約予告の期間
「解約は3か月前に申し出ること」という条件が入っていることがあります。やめたいと思ってから3か月分払う契約です。
最低契約期間とは別の話なので、両方確認してください。解約予告を最低契約期間の満了後にしか出せない契約だと、6か月の最低契約期間と3か月の予告で、実質9か月の拘束になります。
契約前に決めておく4項目
- アカウントの名義と管理権限:自社名義で作り、権限を付与する形にする
- 素材データの帰属:元素材を含めて自社に帰属するか。解約時に渡してもらえるか
- 解約予告の期間:何か月前に伝える必要があるか
- 引き継ぎ作業の範囲:解約時に、運用方法の引き継ぎをしてもらえるか
これを契約書か、少なくともメールで文字にして残しておいてください。口頭の合意は、担当者が変わると消えます。
解約を前提に考えるのは失礼ではありません
代行する側として書きますが、これを最初に聞くのは当然のことです。嫌がる会社のほうが問題です。
弊社は契約期間の縛りを設けていません。アカウントも自社名義で作っていただき、素材もお渡しします。続けるかどうかは、縛りではなく成果で決めてもらうものだと考えているためです。
そもそも解約されるのは、成果が出ていないか、合わなかったかのどちらかです。縛りで引き止めても関係は良くなりません。
自社運用に切り替える場合
解約の理由が「自社でやれるようになったから」なら、それは良い終わり方です。その場合、引き継ぎで渡すものがあります。
- どの投稿が伸びたか、その共通点
- 企画の作り方と、参考にしているアカウント
- 撮影と編集の手順
- 投稿スケジュールの組み方
弊社は自社運用への切り替えを前提にしたレクチャーにも対応しています。