成果報酬が成り立つ条件
成果報酬は、成果を数字で定義できて、その数字が本当に欲しいものと一致しているときに機能します。SNS運用では、ここが難しいです。
よくある成果の定義と、それぞれで起きることを並べます。
| 成果の定義 | 起きること |
|---|---|
| フォロワー増加数 | 属性を問わずフォロワーを増やす運用になる。商圏外・同業者ばかりで問い合わせにつながらない |
| 再生回数 | 全国向けのバズ狙いになる。来店できない人に届く |
| 問い合わせ数 | 比較的まとも。ただし冷やかしも1件に数えられる |
| 来店数・成約数 | 代行会社が追えないので、揉めやすい |
| 応募数(採用) | 法律の問題が出る(後述) |
フォロワーや再生数を成果にすると、数字は増えるのに売上や採用は変わらない、という状態になりがちです。代行会社にとって一番増やしやすい数字が、御社にとって一番意味のない数字だからです。
採用の成果報酬は、法律を確認してください
採用目的で「応募1件につき○円」「採用1名につき○円」という契約は、注意が必要です。
求職者を企業に紹介して報酬を受け取る行為は、有料職業紹介事業にあたり、厚生労働大臣の許可が必要です。SNS運用の名目でも、実態が応募者の斡旋と見なされると、許可のない会社は職業安定法の問題になります。御社側も、無許可の業者に紹介料を払っていた形になります。
採用目的のSNS運用は、固定の月額か、投稿本数ベースで契約する会社が多いのはこのためです。
単価は高めに設定されています
成果報酬は代行会社がリスクを負う分、1件あたりの単価を高めに設定しています。問い合わせ1件2万円、フォロワー1人500円といった設定で、うまくいった月は固定費型より高くなります。
「成果が出なければ払わなくていい」は安心に聞こえますが、成果が出た月の支払いが固定費の倍になることもあります。年間で比べてください。
固定費型を選ぶなら、見るべきもの
固定費型が無条件に良いわけではありません。何をやるのかが契約で決まっていないと、月額を払うだけで投稿が出てこない契約になります。
- 月の投稿本数が決まっているか
- 撮影の回数と場所が決まっているか
- レポートで何の数字を出すか決まっているか
- 契約期間の縛りがどのくらいか
弊社は月額固定で、投稿本数(8本・12本・16本)、現地撮影、分析レポートを契約に含めています。契約期間の縛りはないので、成果が出なければ翌月やめられます。成果報酬ではなく、やめやすさでリスクを下げる考え方です。